自動車整備士って一体何者?
こんにちは、亀ちゃんです。
先日、初めてのお客様から、車検が近いので何処の工場にお願いするか検討したいので、車検の見積りをお願いしたいと問い合わせがありました。
当社のホームページには車検の見積りは、当てにならないと書いてありますが、その当てにならない見積りを数社分、比較したところで全く意味はないと思います。
何故なら、見積りする人の知識量や経験値が、ばらばらだからなのです。
一口に自動車整備士と言っても、実は種類がいろいろあります。
・3級ガソリン、3級ディーゼル、3級シャシ
・2級ガソリン、2級ディーゼル、2級シャシ
・1級小型自動車
ガソリン、ディーゼルというのはそれぞれのエンジンに特化したもの、シャシは主に足回りに特化したもの、
3級はそれらの作業が出来る人、2級はそれぞれの状態の良否を判断できる人、といったイメージだと思います。
車検の時を例にとると、タイヤを外したり、実際に作業する人が3級整備士、途中でチェックして部品を交換するかどうか判断して、3級整備士に指示するのが2級整備士と言ったところでしょうか。
つまり一人前の整備士と呼ばれるには、少なくても2級整備士の資格は必要だと思います。
自動車整備士というのは、例えば3級整備士ならガソリン、ディーゼル、シャシの全て取得しなくても、どれか一つでも持っているだけで、3級整備士と呼ばれます。
シャシの資格しか持ってなくても、エンジンの整備をやっているという事も、実際にはあり得ます。
つまりなんとなくでお客様の愛車を、整備している所も決して少なくないのです。
自分の車はきちんとした知識と経験を持った人に、整備して欲しいと思うのは私だけでしょうか?
さて話を見積りに戻すと、例えばブレーキパットを点検したら、残りが5mmだったとします。
新品の部品は10mmなので約半分減ってしまったという事になります。
次回の点検まで持たないかもしれないと判断して、交換を選択する整備士もいるでしょうし、また別の整備士は次回まで持つかもしれない、また持たなかったら途中で交換すればいいと、交換しないという判断をする整備士もいます。
どちらの判断が良いのかは、お客様の好みで判断すればいいと思いますが、今回はブレーキという事なので、少しも不安があってはいけないので、私なら前者の整備士さんを選びます。
ちなみに持たなかった場合、作業工賃は車検の時に交換した時よりも高額になります。
このように同じ状態でも、整備士の考え方によって違いが出てきます。
だから車検の見積りを比較するなんて、基準が違うので意味が無いという事になります。
それでも、貴方は見積りを比較しますか?
それでは、また。
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