ビ○クモーターだけじゃない!
こんにちは、亀ちゃんです。
梅雨が明けて、いよいよ夏本番です。
毎年懲りずに「今年が一番暑い」と思っているのは、私だけでしょうか?
さて、本当は違うテーマで、ブログを書こうと思っていましたが、急遽、自動車整備にまつわるグレーゾーンのお話。
連日、TVやネットで報道されている、大手中古車販売業のビ○クモーターの不祥事ですが、内容を見ると「保険請求時に、損害個所を故意に増やして、損害が大きいように見せ、保険金を水増し請求していた」とあります。
背景には過剰なノルマが設定されており、ノルマ達成のために現場サイドで不正をはたらいたとの事。
報道を見る限りでは、一般ユーザーには直接関係なく思えますが、本当に関係ないのでしょうか?
不正の一例として、ゴルフボールを靴下に入れ、振り回して雹によって傷ついたように見せたとありますが、そもそも雹が降らなければ、そんな事が出来ないはずです。
そういった不正をやるチャンスは、意外と少ないと思われます。
それではノルマを常に達成するために、どうするかと言ったら、自社に来るお客さんに、少しずつ水増し請求するという事になります。
「私はビ○クモーターに行ってないから、大丈夫」と思っている方、本当に大丈夫ですか?
出来れば前回の車検の請求書を、確認する事をオススメします。
現在、もはや当たり前となってる水増し請求(と私は思っている)の例は、「ショートパーツ」です。
安くても1000円は取られていませんか?
このショートパーツが何者か、理解している方は少ないと思います。
説明を求めると昔は、割ピンとか紙やすりとかの値段・・・といった説明がなされていました。
しかし実際には割ピンは数十円、紙やすりも百数十円だと思います。
その他にも、リフトに乗せにくいから割り増しとか、車検の点検項目に関係無いエアコンフィルターが汚れているだとか、高い事務手数料が追加されるなんてのも、水増し請求なんじゃないかなと私は思います。
逆に、何もやらないくせに、やったように見せかけて、料金を請求するといった手口もあります。
それを確認するには、ちょっと難易度が上がるのですが、車検の点検をすれば、特定整備記録簿というものが発行されます。(特定整備記録簿が無いという方は、ほぼ間違いなく何も点検してないです)
特定整備記録簿とは、車の指定された箇所を点検して、実際にどのような対処をしたのか書いてある書類で、国家2級整備士以上がいないと発行できません。
レ点が多く書いてあると思いますが、それは点検してOKだったという意味です。
しかし、全てがレ点という訳にはいかないはずです。
なぜならホイールの「ナット、ボルトのゆるみ」という項目があるからです。
点検してゆるみが無いというのは問題ないですが、ブレーキの項目がある為、どうしてもナットを緩めて、タイヤを外して点検をしなくてはなりません、
しっかり点検をして、タイヤを取り付けたならば、ナットの締め付けを表す、Tの文字が記入されなくてはいけないのです。
その他にも、レ点以外を記入すべき所はありますが、多少会社の方針に左右されます。
結論として車検といわれるものが、どのような内容で、行われているのか把握する事が大事です。
ちなみに基本料金が10000円以下の場合は、点検整備は含まれていないと言っても良いでしょう。
車検を受けているから、安心というのは迷信です。
貴方のお車の整備は、安心できるものだったでしょうか?
それでは、また。
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