是非、知っておいていただきたい事②
こんにちは、亀ちゃんです。
まだ6月なのに、もう暑い日が続いていて、嫌になってしまいます。
今年も暑い夏になるそうです。
体調にはくれぐれもお気を付けください。
さて、今回はエンジンオイルのお話。
エンジンオイルは交換しなければならない事は、御存知だと思います。
しかし、何故交換する必要があるのか、理解していますでしょうか?
意外と誰かに言われるがままに、交換しているのではないでしょうか?
理由が分かれば、丁度いいタイミングで、交換できるのではないかと思います。
エンジンオイルにはいろんな役割があります。
今回はその中でも、エンジンオイル交換に、直結する役割を2つご紹介します。
まず、1つ目は洗浄作用です。
約40年前の車は、ターボやスーパーチャージャーを使って、いかにエンジンに大量に燃料を詰め込んで、高出力を得るか、という車が多数ありました。
時代は変わり、現在は環境に配慮したり、低燃費で走る為に、いかに少ない燃料で走れるかに変化しています。
しかし、燃料を燃やす事に変わりはなく、どうしてもきれいさっぱり全ての燃料を、燃やし尽くす事は出来ません。
洗浄作用とは、燃料の燃え残り(煤)をオイルに取り込む作用の事を言います。
なのでエンジンオイルは、使っている内に黒くなっていきます。
この洗浄作用は、エンジンオイル独特のもので、車には他にもオイルと名が付くものを多数使用していますが、他のオイルは洗浄作用が無い為、頻繁に交換する必要がないのです。
エンジンオイルは取り込んだ燃え残りを、オイルエレメントまで運び、フィルターの目よりも大きいものは、オイルエレメントで漉し取られます。
フィルターの目よりも細かいものはオイル内に、大きいものはオイルエレメントに、車が走ると次第に燃え残りの量が蓄積されていきます。
燃え残りの量が増えすぎた時には、オイルがドロドロになって、流動性が悪くなるので、交換が必要になります。
もう一つのオイルの性能は、潤滑性です。
話はちょっと変わりますが、浴室にある鏡に水をかけたことが有ると思います。
そのままにしておくと、いつまでも濡れている所と、水が無い所と別れるのではないかと思います。
しかし、鏡を綺麗に磨くと、水をかけた時にテーブルクロスを引いたかのように、均一に水が下に流れていきます。
エンジンオイルの潤滑性は綺麗に磨かれた鏡のように、幕が張ったように切れ目が無い事が重要になります。
あまり車を乗らない方が、汚れていないから、エンジンオイル交換は必要ないとおっしゃる方がいますが、エンジンオイルは長時間放置すると酸化して、オイルの伸びがなくなり、油膜切れが起きるようになります。
普段はエンジンオイルがクッションの役割をしているのですが、油膜切れを起こすとクッションが無くなるので、金属どうしが直接接触して摩耗してしまいます。
これがエンジン内で起きると異音が発生したり、圧縮が下がって燃焼がうまく出来なくなって、エンジンの調子が悪くなったりします。
以上の事から、オイル交換のタイミングは走行距離、または一定の期間の短い方で交換と言われています。
よく車の取説には12000~15000kmと書いてあるという人がいますが、普段エンジンオイルを取り換えている立場だと、洗浄作用と潤滑作用において、遅すぎではないかと思います。
当社では一般的な車(一部のハイブリッド車を除く)は5000km、走行距離が短い車でも半年くらい、オイルエレメントはエンジンオイル交換の2回に1回は交換して欲しいと思います。
だからと言って、それよりも短い頻度で交換しても、無駄になってしまいます。
適切に管理をすることで、車も長持ちし、経済的にもなるのです。
それでは、また。
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