年明けから3連発!!
あけましておめでとうございます、亀ちゃんです。
本年もよろしくお願いいたします。
今年は年明けから、ニッ〇ン車で右往左往する事になってしまいました。
しかも、全てディーラーが影響していると思われるものばかり。
まずはその第一弾。
先月初旬に、当社でタイヤ交換をした車の、ホイールのナットが緩んだとの事。
他店のディーラーに入庫された為、当社では現状を確認できていないのですが、お客様は作業にミスがあったのではないかと疑ってるご様子。
そう思われてしまうのは、仕方がないとも思いますが、当社では交換作業を行った者とは別に、私が必ず増し締めを手締めにて行っています。
人が行う事なので100%間違いないとは断言しませんが、締め忘れしづらい方法を取っています。
そもそも、もし当社がナットを締め忘れたとしたら、1ヶ月も走行出来ないはずなんですが・・・
考察するに今までタイヤ交換をする際に、ナットを締め過ぎ続けた結果、ボルトが伸びてしまっていて、きちんと締めても緩みやすい状態に、なってしまっていたのではないかと思われます。
しかし、問題なのは緩んでしまった事より、今後の対処の仕方が重要になってきます。
多くは二度と緩まないように、更に強い力で、締め付けてしまいがちになります。
しかし、これでは伸びかけているボルトを、更に伸ばす事となり、今度はボルトが折れる恐れが出てきます。
正解は、ボルトナットの状態をきちんと確認した後、再度規定トルクで締め付け、一定期間走行後、緩み点検を行い、もし緩みが再発していたら、ボルトナットをセットで交換すべきだと思います。
今回のお車は、ずっと同じディーラーで整備してきたため、ボルトが伸びてきている事には否定的ですが、当社としてはきちんと申し送りをした為、適切な処置にてお客様の安全を守って欲しいものです。
こういった案件があると「当店ではトルクレンチを使用しています」と得意げに話す整備士がいますが、意外と使う目的や、使い方を知らずに使用している整備士を、良く見かけます。
もし、このような話が出たら「トルクレンチは何故使わなければいけないのか」と質問してみてはいかがでしょうか?
例を挙げれば、エアー工具でナットをガチガチに締め付けた後、カチッと音がするまでトルクレンチを締め付ける方向に回しても、既に締め過ぎている為、意味を成しません。
正しい使い方は、少しナットを回しながら、規定トルクまで締め付けるというものです。
この少しナットが回る事が、重要なのです。
トルクレンチは「ナットを緩まないように締め付けるもの」ではなく「ナットを締め過ぎないようにするもの」です。
さて、貴方の担当の整備士は、トルクレンチの正しい使い方を把握していますか?
それでは、また。
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