YouTubeにご注意
こんにちは、亀ちゃんです。
最大9連休と話題になっていた、GWもあっという間に、過ぎてしまった気がします。
私は子供が大きくなってしまったため、特別何処かへ出かける事もなく、YouTubeでゴルフのレッスン動画を見たり、ゴルフ練習場で練習したり、比較的ゆっくり過ごす事が出来ました。
YouTubeは何回も視聴を繰り返すと、オススメ動画が表示されてくるので、職業柄、車に関するオススメ動画が多く表示されてきています。
数多くの人が動画を投稿したり、その内容も多岐にわたっており、まだまだ車に関心を持たれているユーザーが、多い事が伺われます。
為になる動画が多い一方、見ていて明らかにおかしいと、感じる動画も存在しています。
その中で、自称自動車業界の表も裏も知り尽くす元ディーラー営業マンの方が、投稿された動画があるのですが、「ぼったくり車検に気をつけろ」という動画は、鵜呑みにすると危険かなと思う内容でした。
危険だと思う部分
その1 ぼったくりの業者は車検では儲からないと言う
その2 ぼったくりに会わない為に、事前に無料分解見積りの相見積もりを数社から取る
まず、その1に関しては、儲かる、儲からないは会社ごとに違うという事です。
儲かるとは、かかった手間に対して、対価が多い事を言います。
具体的に言うと、実際には何もしないで、ショートパーツという名目で、千円請求すれば儲かったと言えますが、当社のように1時間かけて、3千円で左右のヘッドライトをクリーニングしているのとでは、金額が多いとしても、決して儲かっているとは言えないのです。
その2については、そもそも、まともな整備工場では、対応出来ないでしょう。
と言うのも、無料で部品の脱着を伴う、見積りは出来ないからです。
部品を脱着して、整備が必要な個所を洗い出すというのは、まさに定期点検と呼ばれる行為なのです。
我々整備工場は定期点検こそが収入の大半である為、点検を無料で行う事は、自殺行為だと言えるのです。
見積りをしただけでは、正式に仕事を依頼した訳ではないので、中には見積りで指摘された箇所を自分、もしくは部品交換のみ可能な所で、修理してしまう悪質なユーザーも存在します。
見積りを取る際に気を付けるポイントは、その会社がどのような考えを持って、見積書を作成しているのかです。
一般的には、年式、走行距離を参考に、平均的な修理箇所を予想して、見積りを作成している会社が多いと思います。
従って、実際に点検した結果、追加整備が必要になり、見積り金額と支払金額が大きく違ってしまう場合も、少なくないと思います。
また、見積り時点で修理箇所なんて有る訳が無い、という前提で見積もった場合も、追加整備が上がってくるのは必然だと言えるでしょう。
いずれにしても、見積り担当者とユーザーの意識の隔たりが、トラブルの原因になるのです。
とは言え、誰しもぼったくりには会いたくないですよね。
そもそも、ぼったくり業者というのは、どんな所を指すのでしょう。
私個人の見解では
①必要最低限の整備にプラスして、過剰な整備を追加する
②既定の料金を取っているにも関わらず、最低の整備(必要な整備をしない)しかしない
ではないかと思います。
見分け方としては、①は何度説明されても、専門用語を使ったりして、いまいち理解できない説明をされる
②は車検が1日で終わる前提で、実際にも1日で納車される
と言っても、一般のユーザーには見極めるにはハードルが高いかも知れません。
オススメはいきなり車検を依頼するのではなく、予めオイル交換等ちょっとした整備を依頼して、どんな考えで整備をしているのかを聞いてみてはいかがでしょうか?
結局、整備工場もYouTubeも、自分でよく見て、考え、上手に利用する事が大事なんではないでしょうか?
それでは、初めて行く整備工場でオイル交換を依頼した時、どんな対応が理想でしょうか?
正解は次回のひとりごとで、発表したいと思います。
それでは、また。
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