車検を考えよう
こんにちは、亀ちゃんです。
日に日に暖かくなり、もう春本番ですね。
そんな中、嬉しいニュースが飛び込んできました。
先月行われた2級ガソリン整備士学科試験において、私が講師を務めた、いわき教場の講習生が全員合格致しました。
半年間、週末を犠牲にして講習に通って、努力した成果だと思います。
講習に通われた方は、実技試験が免除されますので、晴れて国家2級整備士となります。
これから経験を積んで、お客様に信頼されるような整備士になっていただきたいと思います。
今回合格された方、本当におめでとうございます。
さて、本題に戻りますが、おかげさまでHPを見たというお客様が、来店されたり、電話でのお問い合わせが多くなってきています。
そのほとんどが、車検に関するものなのですが、お客様の車検に関する認識が、少し違っているのではないかと思う事が多いです。
・車検を受ければ、どこでやろうとも安心して、次の車検まで安心して乗れる
・車は10年(10万キロ)で寿命が来る
と言うのは、お客様の勝手な思い込みかも知れません。
我々の言う車検とは、あくまで検査を受ける事なのです。
検査に合格すれば、車検の有効期間は伸びるのですが、次回の車検まで使用できるかを保証するものではないのです。
極端な事を言えば、あと1時間エンジンを回したら焼き付いてしまったり、あと10回ブレーキを踏んだら、ブレーキが利かなくなる状態でも、検査時に性能に問題なければ、検査は合格してしまいます。
寿命が10年というのは、新車販売店の10年ぐらいで、新車に乗り換えて欲しいという、希望なのではないかと思います。
それでは、どんな車検が安心、安全を得られるのでしょう。
それにはまず、点検する事が必要になります。
とは言っても、点検はあくまで『見ただけ』なのです。
もし点検する人が「今だけ良ければ」という考えならば、点検しないのと同じになってしまいます。
点検は点検する人の知識、経験、考え方によって、幅があると言っても過言ではないでしょう。
きちんと点検しても、必要な整備をしなければ意味がありません。
整備個所はお客様の使用状況と、あと何年車を使いたいのかによって、変わってきます。
毎日、数十キロ乗る人と、1か月に1回乗るかどうかの人と、同じ車種であっても同じ整備でいい訳はありません。
整備も十人十色と言ったところでしょうか。
車検はきちんと点検、確実な整備が伴って初めて安心、安全が担保されると思います。
これが、車検における必要最低限ではないのでしょうか。
でも、これが1日で出来るとは思わないのは、私だけでしょうか?
それでは、また。
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