是非、知っておいていただきたい事①
こんにちは、亀ちゃんです。
今年は飛び石連休となり、イマイチ休んだ気にならなかったGWも過ぎ、当社では夏タイヤの交換も一段落となりました。
さて、今回はエンジン冷却水のお話。
最近、エンジンの冷却水関連の、ご相談を承る事が多くなりました。
中でもヒーターが暖かくならない、といった不具合が多いと感じます。
ヒーターというのは、エンジンで暖められた冷却水の一部を、室内のヒーターコア(ラジエータの小さい版)へ流し、そこへ風を通す事によって、温風が出てくるといったものです。
温風が出ない原因は、ヒーターコア内部の水路に異物(主に金属の錆がはく離したもの)が詰まってしまい、十分に風を温めるだけの冷却水が流れなくなるからです。
ヒーターコアが詰まってしまった場合は、交換するしか方法が無いのですが、その際室内の前部を全て外さないと交換できないので、それだけで数万円の費用が発生します。
更にその状態を放置してしまうと、錆はラジエーターにも広がり、冷却水の流れを妨げ、エンジンを冷やす事が出来なくなり、エンジンがオーバーヒートを起こし、熱膨張によりエンジンに歪を生じさせ、エンジンが動かなくなってしまいます。
また、錆は詰まりだけでなく、水漏れも引き起こし、オーバーヒートの一員になります。
それではどうしたら、水が入っているエンジンの水回りを、錆びから守れるのでしょうか?
エンジン冷却水には、LLC(ロングライフクーラント)が添加されています。
LLCは様々な性能を有していますが、防錆もその性能の一つです。
しかし、LLCの防錆効果も無期限ではなく、一般には約2年(スーパーLLCを除く)とされています。
スーパーLLCも長期間有効とされていますが、年々、劣化していくのは避けられません。
つまり、LLCは定期的に交換しなければ、錆を防ぐことは出来ないのです。
他社の口コミで「余分な整備を省いたおかげで、車検が安く済みました」という投稿を見かけることが有りますが、LLCの交換は余分な整備とされる、筆頭にあげられているのではないでしょうか?
当社では使用するLLCの量により、値段が違うのですが、約5千円くらいで交換できます。
数千円を惜しむあまり、その先の数万円から、エンジン修理になると数十万円の修理を防ぐことが出来、ひいては車の買い替え時期を大幅に遅らせることができるとするならば、車検が安いのは本当にお得なのかと思ってしまいます。
皆さんはどのように感じますか?
自分の車が交換しているか気になった方は、手遅れになる前に、整備記録簿でチェックしてみましょう。
何が書いてあるか分からないという方は、当社へお気軽にご相談ください。
それでは、また。
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